【夫婦問題のよくある出来事】
1.家事育児は妻の仕事という暗黙のルールがある
2.短気で自分の価値基準で物事判断する
3.分かってくれないと感じ感情的になる
4.ありがとう等の言葉を言わない
5.労いの言葉や心配をしない
6.子どもの内容で喧嘩することが多い
7.子どもの前で相手方配偶者の愚痴を言う
8.子どもの前で夫婦喧嘩を繰り返している
9.基本的に話を聞いていない(聞こうとしない)
10.話がかみ合わない
【夫婦問題は大きく分けて三つある】
1.性格(性格の不一致)
性格が問題の場合は、その性格になった過去の出来事や生い立ちを振り返り原因をみつけ、再度認知し直し修正していかなければ確実には直りません。また、一時的に変化が表れても基本的思考や言動は無意識下で起きるため、自身もコントロールするのが難しく、口論になり時間が経過して後悔することが多いです。
2.子どもの事や家事のこと
子どものことや家事など夫婦共有の課題をどうこなし解決するかというのが本質的課題となります。一定のルールや仕組みを設け、共通の認識を持ちながら優先順位を決めていけば基本的には解決する問題です。
3.特性(発達障害)
話がかみ合わない、感情表現がない、状況判断ができない、片づけが苦手、予定を立て行動するのが苦手など生活面での様々な問題や普通であれば気付くであろうことも気付けない場合、発達障害の可能性があります。多くは、心情・状況判断が出来ないASD(アスペルガー症候群)や片付けや順序立てが苦手、落ち着きがないなどのADHD(注意欠陥多動性障害)などがあります。
配偶者の発達障害が分からずに喧嘩を繰り返しているケースは非常に多いです。
【カタチを変えて喧嘩を繰り返す】
根本的な解決をしていない夫婦の多くは、何度も喧嘩と和解を繰り返しているうちに気付けば、”信頼” ”信用” ”尊敬” が仲直りのたびに希薄化していくのです。また、互いに自分が正しい、相手に合わせてやったという認識で和解しているケースでは2年持たずに離婚問題へと発展します。
これまで些細な喧嘩を繰り返し、その度に互いが「ここは悪かった」「こうしてほしい」という出来事に対しての和解しかしておらず、”どうしてそのような言動となったのか” ”過去のどのような出来事が原因か” という根本的な解決をしていないことから何度もカタチを変えて意見の相違や喧嘩が繰り返されてきましたという方が非常に多いです。根本的解決を試みず上澄み(きっかけ)の和解の先には、もうこの人とは居たくないと存在を否定し、共に歩む気力と希望が段々と失われて行きます。
しかし、先述の通り、根本的な解決をしていないため、家事のこと、育児のこと、外出先での些細な事、など何度も喧嘩を繰り返しては日常に流されたり、子どものことを考えて離婚を踏みとどまります。
【夫婦相談のタイミング】
1.口論になり、即日冷静に話し合いが出来なかった
2.相手の姿を見るとイライラする
3.口を利いていない
4.話をしないようにしている
5.子どもの前でも感情を抑えきれない
上記の場合は、早急に相談が必要です。更に深刻な場合は、掴み合いなど暴力的な関係性になっている場合です。
※ポイント
非常に稀ですが、このまま放置したらどうなるのか?ということを考えず、危機感が低いため、相談料が高いと感じてしまい放置してしまい悪化の一途を辿った挙句に離婚問題にまで発展してから慌てて相談に訪れる方がおります。相談料(数万円)と自分の家庭どちらが大切か、本当に家庭よりお金が大切か、よく考える必要があります。
【不妊治療と問題】
不妊治療をしていて夫婦間で喧嘩が絶えず、更には仲が険悪な状態になり口も利かない、離婚までも考えているという相談があります。これまで、不妊治療に関する夫婦喧嘩の相談は2000件以上受けてきたのですが、8割以上が離婚寸前での駆け込み相談でした。
【不妊治療に関する夫婦間の状況や経緯】
1.基本的性交渉の頻度が低い
まず、多くの方が共通するのは、性交渉を子作りのためと認識し作業的に行っていることが多いです。これは不妊治療を開始する以前より始まっていることが多く、共働きで時間に余裕がなく、基本的に性交渉をする頻度が元々低かった方が多い様に感じます。
2.不妊治療の費用は高額
不妊治療に関する費用は相当掛かります。不妊治療は多段階的に治療を進めていくため、その都度、期待をしては落胆し、またお金をかけて挑戦するが落胆する結果となり、半ば諦める方も少なくありません。200万円、300万円とお金をかける金銭的余裕があればいいのですが、金銭的に諦めざるを得ないケースも多いのです。また、この金銭に関して、ここまでお金をかけてまで子どもが欲しいのか?という互いの意向の不一致が夫婦不調和の原因にもつながります。子どもが欲しい側は、子どもと人生を数百万で豊かなものに出来るならば安いと考え、子どもを望まない側は、今の生活を主軸に経済を考えるため、子どもが欲しい側の主張は理想論と捉えることが多いです。
3.愛情を代償に子どもを得る
不妊治療をする際、初期段階は、精子と卵子の機能診断を行い、問題がないか調べます。その先で問題がない場合は、排卵日に合わせて性交渉を行うのですが、この性交渉が互いにとって義務的になっていくのです。
今日は排卵日で性交渉の日であることを妻が夫に伝え、作業的に性交渉を繰り返す、一連の作業に愛情を感じずに子どもを得るためと考え性交渉を重ねていくと、相手に対して嫌悪感を抱くようになっていくことが多いです。
気持ちが乗らない、感情が高ぶらない状態で、性交渉をすることはセックスレスの引き金にもなる行為であるため、相当なリスクを伴います。また、よくあるのは、妻が排卵日で性交渉を伝えても、なかなか夫がベッドに入って来ない、今日は疲れたから無理だ、気分が乗らないといい拒否するケースです。妻は高額な費用をかけ、痛い思いをして頑張っているのに、夫は射精するだけで私のような苦労はない、私の気持ちや子供が欲しいという気持ちがないのかと苛立ちを感じるケースもあります。
上記が原因で相談に訪れる方が非常に多いです。
相談に訪れる方はまだいいのですが、このような状態になっても問題を放置し、最後は離婚に至るケースも珍しくありません。
本来、子どもをもうけ幸せな家庭を築くはずったはずが、”お金と気持ち”の問題で喧嘩別れしてしまうのです。
【夫婦仲は改善できるのか?】
双方が望めば確実に夫婦仲は改善することができます。話し方や伝え方を変えるだけの努力では改善しません。
まず必要なのは互いが自身の性格の歪みと現実的問題とを切り分けて思考(課題化)することが必要です。
当所の夫婦カウンセリングは修復率100%です、それは全てプログラム化され多段階的に夫婦間の修正と新たな夫婦関係を構築していく仕組みがあり成せています。
※※家庭崩壊レベル表※※
【レベル1:数時間で気持ちが戻る程度】
相手の言葉が少し(傷つき)嫌な感じがした
些細な出来事だが相手の言動に違和感を感じた
【レベル2:半日嫌な気分が続く】
話をしているのに返事がない
話していても別のことをしている
おはようなど日常的会話を交わさない
子どもの行事などが報告だけになっている
【レベル3:一日嫌な気分が続く】
家事や育児が妻任せ
困っていても助けようとしない
相談しても軽い意見しかしてこない
言葉が感情的になってしまう
【レベル4:嫌な気分が一日複数回起きる】
配偶者の言動に無意識に視線が行く
配偶者に対し否定的な思考が湧く
配偶者の言動に厳しく指摘してしまう
子どもの前でも嫌悪感が表情に出てしまう
【レベル5:嫌悪感が3日以上続く】
口論となることが多くなった、または日常化している
子どもの前でも配偶者の愚痴を言ってしまう
子どもの前でも口論となることがある
夫が大声で怒鳴ったり、妻がヒステリーを起こしている
親兄弟、または友人等に配偶者の愚痴を話している
暴力行為などに発展することがある
【レベル6:回避行動を取っている】
出来るだけ会話をしないようにしている
帰宅するのが嫌なので寄り道をしたり自宅駐車場で時間をつぶしている
配偶者との会話が否定や指摘から始まっている
生活費を別けている
寝室を別け始めた
名前を呼ばず、ねぇ、ちょっとと語りかける
【レベル7:身体的に拒否反応が出ている】
配偶者を意識すると蕁麻疹、抜け毛、脱毛症、嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、生理不順などが起きている
配偶者の存在を感じると恐怖心を感じる
別居または調停・裁判を考え始めインターネットで離婚について検索している
【レベル8:別居生活が続いている】
別居して数か月が経過している
両家両親が離婚を勧めている
相手方両親が自分のことを悪人かのような扱いをしてくる
配偶者と直接連絡が取れない
配偶者に着信拒否され連絡が取れない
代理人弁護士から連絡が入っている
子どもに会わせてもらえない
【レベル9:紛争の状態】
相手方弁護士から調停申立ての連絡が入った
現在、調停または裁判中
子どもに会わせたくない、配偶者と直接会いたくないと感じる
【レベル10:敵意・憎悪の状態】
配偶者(元)に対して敵意や憎悪しか感じない
苦しめてやりたいと感じる
このようになったのは相手方のせいだと考えている
子どもが被害者で相手方が加害者と考えている
殺したいほど憎くて仕方がない
【夫婦相談・離婚相談の流れ】
1.夫と妻、個別ヒアリング110分
※出逢いから現在に至るまでの時系列、問題点をヒアリング
※夫妻どちらが先でも構いませんが、問題点を多く知る側が先の方が理想です。
2.両者同席110分
※何故、このような問題が起きているのか、根本的原因ときっかけ、今後の選択肢、選択の先のメリットとデメリットの解説、今後についてのお話しをします。
3.関係の修復か離婚か方向性の確定
関係修正・問題解決を希望の場合は修復プログラムへ移行、離婚する場合または片方が離婚意志で相違等の場合は基本プログラム(個別110分7回:平均)を行い最終的な話し合いを行います。
両者が離婚合意の場合は、離婚に際する取決め内容(養育費・財産分与・面会交流)の注意点の説明を行います。
注意:個別ヒアリング・両者同席、プログラムと継続相談は先約可能です。
混み合う時期(5~6か月待ち)となりますので、都度、予約を取る場合は、初回ヒアリング申込みからプログラム開始まで1年かかります。先約しないと1年お待ち頂くこととなりますのでご注意下さい。
通常相談料 | 50分 10,000円 以後延長 30分 6,000 |
各相談パック | 1)相談パック(110分×3=合計330分 66,000円 |