


ADHDや全般性発達障害、HSCなどの場合は、心理カウンセリングにて育て方(伝え方)や児童に伝え方ややり方などを教え、行動を修正していきます。
・親のいう事を聞かない
親のいう事を聞かない理由は児童が日常的に何か不満をもっていて衝動的に反抗行動している場合が多いです、また、この行為そのものが癖になっていて親子の関係性が悪化し、親は子に指導的に厳しく対応するため、更に悪化していきます。親の言うことを聞かない理由や児童の本心に触れて根本的解決を図ります。
・育児ノイローゼ
育児ノイローゼの陰には配偶者の育児扶助が不足していることがよくあります、また、夫婦問題を抱えている場合も多いため、夫婦間の問題解決も同時に行う必要があります。子どもにイライラしているのではなく、育児を一人で行わなければならない実情(不満)と不安から子どもにイライラしてしまいます。また、他の要素としては、親である自身が、厳しく育ったり、親としての自信が無いため、子どもをしっかり育てようと考え厳しくなりがちでイライラしてしまう場合もあります、この場合は、親の成育歴から心理カウンセリングを行い、子ど建てに関する考え方の修正や子育ての環境(配偶者補助)も変える必要があります。


悪化レベル1(回避初期)
子が学校を休みがちになってきた、親は一日二日の休みならばと何も言わなかった。またはそこまで深く考えなかった。
悪化レベル2(回避中期)
子が学校に行きたくないと言い始めた。親は理由を聞き「頑張れ、それぐらいは我慢する、将来はどうする」という話をした。
悪化レベル3(回避後期)
子が週の半分も学校に行かなくなった。親は「早く起きなさい、学校に行きなさい」と声をかけるが仕事があるので時間になると家を出なければならない。子は登校せず家にいる状態が続く。(子どもの不登校理由が不明なまま休んだ日数がトータル20日を越えた)
悪化レベル4(自閉初期)
子が自分の部屋から出てこなくなる。初めは食事も共にしていたが段々と深夜などに一人で台所から食べ物を持っていき自分の部屋で食べるようになった。心配した母親が子の食事だけ別に準備するようになる。
悪化レベル5(自閉中期)
子が学校へ行く意欲がなくなり、登校した場合、自分の居場所がない、クラスの同級生からどう見られるかが気になる、勉強もついていけないかもしれないという不安を抱く、引きこもり不登校が3週間以上経過しても親は具体的な改善策や専門家への相談もしていない状態になる。
悪化レベル6(自閉後期)
子が不登校になり1か月以上経過し子は自分の部屋で朝から晩まで携帯電話やスマホでインターネットやゲームをするのが日課となっていく(止めるように言っても聞かない、風呂場までもっていくという依存状態含む)、親は学校の先生と話はするものの、学校の先生は「学校でみんな待っている」「教室に入りづらいならば保健室でも構わない」というが子どもは登校する様子はない。親は役所の相談などに行くが結局、学校の先生と話してくださいという結末となる。(このレベルになると起立性調節障害、周期性嘔吐症などの症状が出る)
悪化レベル7(下降初期)
学校の先生が子に会いに家庭訪問するが上記6と同じことしか言わないので根本的な解決には至らない、親も根本的解決の方法を未だに気付いていない。子によっては過敏性腸症候群・心因性咳嗽・コリン性蕁麻疹(心因性蕁麻疹)などになり登校出来なくなり家でゲームやテレビをみる生活から抜け出せなくなる。その他、このステージまで深刻化すると保護者が子のいいなりになってしまうケースが非常に多く、子が来週・来月・来期から学校へ行くといい親は子の言葉を信じ待ち続けるが当日になり行かないと言い出す、相談所へも同様で来週なら行く、再来週なら行くというが当日になり行かないと言い出す。行かないのは最初から分かっているが現状を理解していない保護者は子の言葉を鵜呑みにして無駄に時間を経過させ更に不登校を悪化させてしまう。※時期が6月・11月・1月である場合は特に重要時期です、この時期はすぐに動かないと長期休暇前に再登校させないと休み明けからは登校はできない。
※ゲーム依存(障害)について
悪化レベル8(下降中期)
子が引きこもり不登校になり3か月が経過し季節の変わり目になり学校へはもう行かないと心に決める、親は子が不登校になっている状態に慣れ、早く起きなさい、学校へ行きなさいという事も言わなくなり、晩御飯の時だけ「ご飯だよ」と一応、声掛けだけはする程度になる。子によっては自分の居場所を奪われまいと親に暴力を振るう場合もある。この時点で病気(躁鬱、鬱病、境界性人格障害(パーソナリティー障害)、広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー障害、学習障害)、パニック障害、双極性障害、解離性障害)かもしれないと疑い子を病院へ連れて行こうとするが子が抵抗し病院には行けずに日だけが過ぎていく、気づいた頃には数か月経過し親では手が終えないことに気が付く。学校や病院、児相からは様子をみましょう、自分で動き出すまで見守りましょうと言われ待ち続けるが自力で再登校する可能性がないことに気付き始める。酷いケースでは、学校・児相からの助言を守り続け、見守り放置2年経過しこれでは何も解決しないと気付いたケースもある。
※最悪のケース
両親が子にどうしたいと聞き、当然、子は学校に行きたくないと答えるため、結果的に社会生活の離脱・自閉を容認してしまう。その後は携帯やスマホ、YouTubeなどの動画に依存する生活となるが、親は楽しみを奪っては逃げ道が無くなると誤認し更に子は引きこもり生活が定着していく。更に悪化をたどる家庭では親がゲームや漫画依存、親が幼児期に不登校になった経験がある場合、本人の好きなようにさせた方がいいと自分の経験(不登校を継続)から同じ道を歩ませてしまう。子に友人はいらない・学校なんて行かなくていいとの発言が更に不登校を定着させる。
悪化レベル9(下降後期)
子が引きこもりになり5か月以上が過ぎると子は学校で学ぶことは考えずに今(引きこもり)の状態をどうやって永続するかを考え始める、親は子の再登校は諦め働ける年齢になったらどのような職業(アルバイト等でも構わない)でも構わないので自立して生きてほしいという考えとなる。この時期で多くなるのが子どもが様々なことに不安になり、不安障害になる、親はメンタルクリニックに連れていき医師から、今は学校に行かないで1か月くらい休ませたらいいのではないでしょうかと助言され1か月学校を休ませてしまう。(エヴィリファイ1mg程度の気休め薬を出される)これがきっかけで完全引きこもり状態に陥るケースも多い。医師は不登校の専門家ではないので、だた休ませれば治ると思っているが、学校を休ませたことで治ることはない。
相当悪化して引きこもりになっているケースでは、兄弟に対して暴言やいじめが始まる時期である。その影響もあって兄弟も不登校になったり体調不良になることもある。保護者までも精神的に不安定になり安定剤を飲み始めたら既に家庭崩壊は秒読み段階と言える。
悪化レベル10(副末期)
子が中学を卒業する年齢、もしくは17歳以上になると家を出なければならないのかという不安に襲われる、これまで何年も引きこもりの状態から急に社会に出て他人と接し所得を得て行くのは不安であり目標すらないのでやる気が起きない状態となる。この現実から逃げるにはどうすればいいかを考え始める。親はそろそろいい(働ける)年齢なのだからアルバイトくらいして社会に出る準備をしなさい、これから一人で生きていくんだよと子に話すが、子の状況や気持ちには全く気付いていない。
中にはフリースクールなら子供も抵抗なく通えているのでフリースクールでやりたい時に勉強をさせ遊ばせていればいいと考えてしまう親もいる。最終的には親が不登校から目を逸らし生きていればそれでいいと語るケースもある。
本来、親は「子に最大限の教育を受けさせ将来を選択できるようにしてあげるのが親の務め、生きているだけでいいというのは非社会的な考えであり将来、子が自立し生きていくことを考えるとしっかりと学び他人との生活もできるようにならなければならない。
悪化レベル11(末期)
子の引きこもりは定着し子の部屋には誰も入ることが出来ない状態となる。声掛けは安否確認(自死していないか)のため行うようになる。
親はようやく自分たちの力ではどうすることも出来ないことに気付き専門家に相談に行く。(精神疾患の場合は強制入院させたいが子が暴れ物を壊したり暴言を吐くため両親だけでは病院へ連れて行けなくなる、自室にバリケードを構築し親の侵入を阻止するケースもある)
悪化レベル12(完全末期)
子がインターネットで自死について検索したり自死するための道具(縄や可燃物)を用意しているのを知りながら安否確認の声掛けのみにとどまる。ケースによっては声掛けもしなくなり放置状態となる。疾患要素が強い場合、奇声をあげたり泣き叫んだりと起伏が激しくなる、家族はその声におびえるようになり極力、家にいないように外出する、家族の精神も限界となり家族間での口論が頻発する。子によっては親や兄弟、他人を殺すと殺人予告するケースもある。

学校復帰まで一番長くかかった子で、10ヶ月(ひきこもり歴5年)です。その後の学習やお母さんがサポートをするだけで十分です。
しかし、中1の夏以降に相談にくる子どもたちは自己というものが育ってきていますから、「自分はそうは思わない」という気持ちが問題解決にブレーキを掛けてしまい、さらに思春期と相まって、自分の容姿に対するコンプレックスなどの新たな解決しにくい問題が出てきてしまい、早く復帰してもらいたいが故に焦りから口うるさく言ってしまったりと親子関係が険悪になり、問題がこじれる傾向にあります。非行なども親では手に負えなくなってきます。人間に不信感をつのらせるのもこの頃ですが自我の成長でもあります。
このように一言で不登校といっても、順次段階を追って、さらなる悪循環が生まれる状態があり、できればそれを一刻も早くくい止めるには、問題を引き起こしている本来の原因に焦点をあてて、教育し家庭環境も含め変えていく必要があると考えています。
子どもの今の状態が把握できれば、それに対して本人に必要なこと、親や兄弟がすべきこと、家族だけではどうにもならないこと、に分けて協力し合えば必ず問題は解決できます。不登校・登校拒否になり何ヶ月、何年となってしまう前に一度、ご相談下さい。その他、過敏性腸症候群の完治は平均6か月程度です、思春期に完治させないと成人を過ぎても完治しないケースが多いので一日も早くご相談ください。
※不登校は普通の心理カウンセリングでは解決しませんので、必ず不登校に熟知しているカウンセラーを選ぶ必要があります。
【HSC:対人刺激が強い子供の場合】
自分の意見が言えない・友人達からどう思われるか気になる・学校や人に会うこと自体が疲れるという理由で不登校になっている場合、HSCである可能性が高いです。HSCは認知行動療法によるカウンセリングが必要です。
過去には、子育て支援センターや適応児童センターに相談したら「子が引きこもりをやめて自力で部屋から出てくるまで待ち続けてください」と助言され3年待ち続けたが今も引きこもりですという方や親の対応に問題があっても「親の対応に問題はないですよ」と言われたため対応を変えないで1年以上経過して今も引きこもり状態ですという方もおりました。
HSCは放置しても治るものではありません、保護者の対応も変えHSCの特性を知る必要があります、当所では子と両親にカウンセリングを受けて頂き最短での登校を目指します。HSCの不登校児童の最短再登校日数は「不登校期間1年7か月・カウンセリング完了後8日で登校」、平均3週間で再登校し再登校率90%以上です。(令和3年10月現在、残り1%は親が諦め投げだしたケースのみ)
【病院は症状の改善しか考えない】
非常に稀ですが、病院へ連れて行ったら医師から”子どもが学校に行きたくないと言っているなら行かせなければいい”といいそのまま引きこもりになり5年、10年経過などのケースもあります。経験が浅い医師は不登校解決ではなく本人が嫌なら解決しなくていいという浅はかな考えで子どもの人生までは考えていません。酷いと発達障害の検査すらせずそのまま帰らせてしまう場合もあります。
※病院で発達障害:グレー診断
【精神疾患が疑われる場合:強制入院の補助】
子が精神疾患の可能性がある場合は精神科や心療内科病院へ連れて行くサポートも致しております。強制入院の段取り等もご相談下さい。これまでうつ病・パニック障害・双極性障害など様々な症状の方を病院まで連れていきました、家族では手に負えない状況でも毅然とした態度の第三者が同行することで素直に従うケースが殆どです。

・別室登校させる
・学校まで行ったら直ぐ帰る(タッチ登校)
・嫌なら無理をしなくていいといい帰宅させる
・マンガや動画、ゲームをし放題にさせる
・わがままを言っても注意しない(親が言いなり状態)
・行ける時にだけ学校に行こうと伝える
・学校に行かなくてもいいと伝える
・本人が行く気になるまで待ち続ける(放置)
・友人はいらないと伝える
・親が子にズル休みと言い放つ
上記がよくあるやってはいけない言動です。
学校の教員の殆どが不登校改善には不慣れです、不登校の解決方法を全く知らない教員は別室登校を促し、不登校を悪化させます。
更に酷いケースだと、家庭訪問もせず放置します。(電話で生活状況や勉強についての確認もなく、プリント等も渡すこともありません)
【児童と保護者に必要な条件】
1.親が再登校に対し本気である
2.不登校は子どもの問題ではなく、家族の問題であり、課題と捉えている
3.親に問題があれば親が自身を見直し変わろうとする決意がある
4.家庭に問題があれば家族全員で解決しようとしている
5.児童より親が本気である
6.児童に発達障害があると分かっても、それに対する対策を講じる構えが出来ている
7.カウンセラーのアドバイスをしっかり聞き、確実に着実に実行に移している
8.親の決意と変化を児童がしっかり認識している
※これらのうちどれか欠けている場合は、再登校に時間がかかったり、親自体が解決を投げだします。
【カウンセラーに必要な条件】
1.児童心理を熟知している
2.精神疾患を熟知している(判断・識別できる)
3.発達障害を熟知している(判断・識別できる)
4.不登校の再登校への受け入れと送り出しの手順を熟知している
5.児童の心を読み、プラスの方向へ促せるカウンセリング技量を持ち合わせている
6.保護者の気持ちを理解し、保護者に今必要なアドバイスを熟知している
7.児童に対して用いてはならない言動(衝動的・刺激的)を熟知している












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