(1)前青年期
いわゆるギャングエイジの時期で、10~12歳、小学校高学年に相当する。身体の急速な成長が開始し、自己イメージの動揺をもたらす。男女が反面しあい、同性の集団をつくる。唐突に家出や反抗などの問題が出ることもあるが、悩みは十分に言葉になりにくい。
(2)青年期前期
ほぼ中学生の年代に相当する。第二次性微の出現により、子どもは児童期の自己イメージをもてなくなる。同時に両親、特に母親からの距離をとりはじめる。その代りにこの年代では、同年代の同性の親密な友人関係が重要に感じられる。前青年期からこの時期にかけての同性の特定の友人との関係が、きわめて重要な発達的意義をもつ。
(3)青年期中期
ほぼ高校生の時期に相当する。両親への愛情は弱まり、自己への関心が増段する。自己を過少にもしくは過大に評価する傾向がある。身近な同性とのつきあいは色あせたものに感じられ、家族や学校から離れた集団に同一化し、哲学的な苦悩にとらわれたりする。異性との恋愛も現実的となるが、まだ社会的な責任の能力が伴わないため、困難や外傷的結末に出会いやすい。
(4)青年期後期
大学生の年代に相当する。自分は何か、という問題に一応の決着がつきはじめる。青年期の流動性が一段落して、その人らしさが獲得されてきて、そうした自己同一性を基盤として、職業や社会的役割が選択される。異性との関係でも、かなり安定した関係を築くことが可能になってくる
相談料 | 50分 10,000円 以後延長 30分 6,000 不登校プログラム料金は不登校の改善の流れをご覧ください。 ※キャンセル料金に関しましてはQ&Aをご参照ください。 |