兄弟姉妹問題・家族相談

兄弟姉妹は、血縁関係で繋がっているからこそ分かり合えない事に怒りや憤りを感じやすく、長年にわだかまりが残るケースも少なくありません。

兄弟姉妹の問題は早い段階で解決しなければ、親の介護や遺産相続の問題に直面した際に争いへと発展するケースが少なくありません。

【よくある兄弟姉妹の問題】
1.幼い頃、両親から兄弟姉妹への対応に差があり、差別的な扱いを受けた。
2.「お兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」と両親から教育され、大人になっても我慢する癖が抜けず他人の世話ばかりをしたり本音を抑圧してしまう。
3.兄弟姉妹が、ライバル視している兄弟姉妹の洋服、趣味、雑貨、将来の夢までも真似、奪ってしまう。奪われた側は、奪われた事に対して憎しみ続ける。
4.兄弟姉妹から言われた言葉が今でも許すことが出来ず、怒りや嫉妬心に支配されることがある。
5.憎しみを抱く兄弟姉妹に似た年代の他者に対して、兄弟姉妹の姿を投影し憎む。


【兄弟姉妹の問題を解決するために必要な事】

1.兄弟姉妹は生まれ順が違った時点で決して絶対的な平等はあり得ないという前提の元に様々な側面を見るように意識転換する。
2.相手の立場に立ち、どのような苦しみがあったのかを理解する。
3.差別を受けていた、自分は親に愛されていないという記憶ともう一度向き合う。
4.差別をしていた両親の言動は、両親もそのような扱い教育を受けた可能性を踏まえ、根本的な原因と向き合う。