加藤先生、阿部先生、その節はお世話になりました。あれから約1年が経過しやっと落ち着いて暮らし始めたところです。同じ状況の方々のお役に立ち合いのと感謝の気持ちも含め感想を書かせて頂きます。
夫と大きな喧嘩があったわけでもなく多少は意見の違いや口論となることが多々ありましたが夫が浮気をするとまでは思いませんでした。夫が仕事から帰ってくるのが遅くなったのは仕事が忙しいからと思っていました。しかし、週に2回は0時を過ぎて帰ってきたりご飯は食べてきたというので疑い始めました。疑い始めて4ヶ月ほど経過し、夫が寝ている隙に携帯を見ました。携帯はロックされていて見ることができませんでした。それから夫が寝ている隙に何度もロックを解除しようとしたのですが解除できずにいました。私の夫への不信感はどんどんと募り絶対になにかあると思い夫がお風呂に入っている隙に携帯のロックを外そうとするとLINEの着信がありました。夜の10時にLINEがくるのは怪しい、夫は友人は少ないので尚更怪しいと思いました。その晩、夫が寝てからロック解除を試みたところ解除することに成功しました。なんと暗証番号は車のナンバーと同じでした。これまで夫の誕生日や娘の誕生日など色々試しましたので解除できたときはついにやったと思いました。早速、LINEの履歴を見ると女生とのやり取りがありました。
さかのぼって読んでいくと卑猥な言葉や性行為に関する内容が書かれてありました。正直、証拠を抑えたという気持ちと家族が壊れ崩れ去ったような気持ちで複雑でした。私は夫を起こし携帯を突き付けました。夫は驚いた表情でしたが性行為はしていないと言い出しました。相手は会社の後輩で26歳ということまで聞き出しその日は話を終えました。翌日の朝から口論の日々が続き離婚するのかしないのかというセリフが常に飛び交ってました。私はネットで法律事務所を調べ弁護士に相談しようと思いました。最初に相談した法律事務所は女性の弁護士がいるので同姓として親身に対応できるという謳い文句だったことから相談に行ってみることにしました。夫の浮気や証拠について説明し離婚する方向で考えていると言うと慰謝料の説明をされました。相手の女性からも慰謝料を取れるということや親権についても説明され分かりやすかったし、早く頼れる人をつけたいことからこの弁護士にお願いすることにしました。夫とは離婚調停をした方が良いといわれ調停を申し立てることにして浮気相手には弁護士が訴状を作りだしました。
結果、調停は4回行いましたが性交渉したという証拠はLINEの疑わしい内容だけということと夫が慰謝料は払わないと主張したことから慰謝料は取れませんでした。離婚については夫は合意しないと言っているので不成立となりました。浮気相手の裁判は浮気相手が性交渉を認めずに、慰謝料はなく和解金という名目で20万円ではどうかと言ってきました。正直、弁護士費用だけでも150万円ほどかかっているので300万円はもらいたかったです。20万円なんてあり得ないと思いました。弁護士は最初は相手に慰謝料を請求して取るみたいなことを言っていたのにも関わらず最後は証拠が甘いので厳しいかもしれないと言い出す始末、もうこの弁護士ではダメだと思いネットで離婚相談を調べていたら仙台家庭問題相談センターを見つけました。
初回相談で状況を説明しました。先生から言われたのはすぐに詰め寄ったのはダメだったこと、証拠を写真で保存しておけばよかったこと、いきなり訴状を相手に送りつけない方がよかったこと、慰謝料を確実にとるための方法があることを教えてもらいました。
私は20万円の和解金を受け取ることを断り弁護士も解任しました。そして直接、浮気相手のところに行き教えられたとおりに話しました。結果から言うと大成功でした、念書、慰謝料請求書も書かせ慰謝料は200万円で和解し相手が現金で100万円は即支払い残りは分割で支払うことを約束してくれました。夫との離婚問題は夫からもヒアリングをしないとならないというので夫に話し合いを打診したところ最初は相談に行かないと言っていたのですが最終的に合意しました。私が住んでいるのは東京都なので電話でヒアリングをしましたが夫婦そろって面談を行う時は仙台市まで行きました。夫婦そろって面談を行って良かったと思ったのは両者が新婚の時の想いを忘れていたことに気付いたことでした。今後どうするかという話になった際、私は子供のためにも、もう一度やっていった方がいいのかなと思いましたが夫がもう離婚していいと思うと言った一言で別れようと決意しました。
先生から裁判所で養育費を決めると算定表に沿って決められてしまうので低い額になり生活が苦しくなることや養育費の考え方を説明されました。調停では養育費を支払うならば算定表で決めると言っていた夫が、じゃあいくらならば生活ができるんだ、その額を支払うと言いました。この時に争って調停をしたのが間違いだった、こうして最初から向き合っていればよかった、算定表で決められるところだった、危なかったと実感しました。浮気の慰謝料についても考え方を教えてもらい私も諭されました。最終的に夫は自ら慰謝料は払うといい私は200万円払ってほしいと言うと夫は分かったと了承しました。今思うと弁護士費用の150万円は無駄になったけど養育費と慰謝料だけではなく、子供が20歳になるまでの面会交流も考えれば争わないで良かったと本当に思います。同じように浮気が原因で離婚を考えている方は私のようにいきなり詰め寄らずに証拠を抑えてからすぐに仙台家庭問題相談センターへ相談した方が良いと思います。ちなみに養育費は今もしっかり支払われていますしいがみ合うことなく面会交流もできています。
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