離婚相談・夫に１０年耐えての離婚

夫と離婚したいと思ったのは１０年以上前のことです、理由は夫の上から目線の言葉に耐えられないからです。何かしようとしても能率が悪い、お前は馬鹿か、何回言えば分かるんだなど暴言が日常でした。子どもが大きくなるまで耐えよう、上の子が高校を卒業するときまで耐えようとやってきました。この約１０年、夫と出かけることもほとんどなく、家族で出かけたとしても夫と会話を避けるようにしてきました。私は召し使いのような存在でしたが子共だけが私の支えでした。上の子が卒業する今年、夫に離婚してほしいと言いました。夫は何でだよ、この年で今から離婚とかおかしんじゃねーのと笑いながら言いました。私は真剣に離婚したい、この１０年耐えてやってきたことをハッキリと言いました。夫はテレビを見ながら話し半分で離婚なんてしねーよ頭冷やして早く寝ろ！と言いました。この言葉は今でも許せません。

数日後、私は離婚届を書いて夫に渡すと夫は破り捨てました。私ももう限界で叫んでしまいました。こんな人とはもういたくないそう強く思い１０年、私は家を出るためこれまでパートで貯めてきたお金があるのですぐにアパートも借りることが出来ました。すんなりと離婚できると思っていなかったので想定内ですが夫にアパートを知られないかだけ不安でした。私は二人の子を連れ家を出て夫には置手紙で家を出ること、離婚してほしいことを伝えました。夫は帰宅すると手紙をみてすぐに電話してきて怒鳴りながら今すぐ帰ってこい、いい加減にしろ！と言いました。私はすぐに電源を切りました。その後、調停の申し立てを行い裁判所へ行き話し合いを行いましたが夫は離婚に応じずに５回目で不成立となりました。

裁判をするか悩んだのですが以前、法律事務所に相談に行った際に弁護士から調停で不成立になりすぐに裁判しても離婚が認められない可能性が高いので３年ぐらいは別居した方がいいと言われていたので裁判は無駄に終わると思いできずにいました。私が家を出てから実家の母が心配していろいろと調べてくれて宮城県にある仙台家庭問題相談センターを勧められました。一度、相談に行ってみたらどうかと言われ伺ったのが始まりです。勇気を振り絞り電話で問い合わせを行いました。遠距離だったため不安でしたが丁寧に説明してくださり安心しました。相談する日の前の晩に仙台に泊り朝一番で相談をしました。最初は２時間程これまでの事を聞かれ今後どうしたいかなども伝えました。担当の先生は争わないで解決した方が良いし突然、子を連れて家を出たら話がまとまらなくなるのは分かっていたはず、これからの事を冷静に考えないと裁判になり長期化するかもしれないと言いました。私は早く離婚できるならばと相談センターに正式に申し込むことにし夫にも話し合いを行いたいと連絡しました。夫は常に自分が正しい、自分よりも周囲はレベルが低いと考えている人なので話し合いに乗らないと思ったのですが別居して約７か月が経過していたこともあり渋々応じました。

先生と夫が面談し、その後は夫婦揃って面談を行うのですが、７か月も別居していて会うのが正直、怖かったですし隣に座るのも嫌でした。ものすごく緊張していたのを覚えています。隣に座る夫が半分他人のような感じもしました。夫婦揃っての面談ではどうして現在に至るのか、今後のお互いの選択肢の先にある現実はなどを聞きました。先生の話を聞いて夫は自分の傲慢さに気付いたのか確かに悪かったと思うと言いました。そんな言葉が聞けるなんて思ってもみませんでした。でも、私は夫と離婚する気持ちは変わりませんでした。やはり１０年も離婚したいと考え暮らしてきた月日は長すぎたのだと思います。２週間ほど時間をおき再度、夫婦揃って面談をしに行きました。離婚するのかどうするかの最終的な話合いを行うためです。私は離婚したいと言いました。夫は離婚したくないと言いましたが最後は離婚に応じるといい離婚に関しての取り決めを行いました。無事に養育費や財産分与も二人で話し合いで決めることが出来ました。私の場合は調停を申し立ててしまったので最終的に離婚まで９ヶ月ほどかかりましたが裁判になっていたら３年くらいかかったと思います。
調停をせずにもっと早くこちらの相談センターに相談していればよかったと思います。争わないで相手と向き合って進めた方が早く離婚できると思いますので同じように離婚を希望される方は一日も早く相談した方がいいです。