仕事から帰るとテーブルに置手紙があり妻が子供を連れて家を出ました。妻に電話を何度しても妻は電話に出ずに一週間経過しました。友人に相談すると弁護士に相談してみたらどうかと言われ法律事務所を探して相談しました。弁護士からは妻と連絡がつかないと進めようがないと言われ、離婚したくないことも伝えるとそれならば今は連絡を待った方がいいと言われました。それから1週間が経ち自宅に裁判所から調停に関する書面が届きました。法律事務所に書面を持っていったら裁判所にしっかり回答書を作って出した方がいいと言われました。そのまま弁護士に依頼しようか悩みましたが仙台家庭問題相談センターのホームページを見ていたので争わないで夫婦が元通りになる可能性にかけることにしました。
電話相談の申込みを行い今後の対策を教えてもらい自分で回答書を作ることが出来ました。調停1回目は緊張しましたが先生から教えられたとおり調停委員から妻が離婚したいことや離婚に応じるか、条件はあるかなど聞かれました。私は離婚したくないと伝えました。2回目は婚姻費用について話しました。3回目は婚姻費用の最終的な額が決まりましたが離婚には応じませんでした。調停は4回目で不成立となりました。ここまでは先生が言ってた通りでした。先生のアドバイスで直接、妻と連絡を取り今後について話し合いをするように求めました。裁判をするのか話し合いで今後を決めるか、調停は不成立になったのだから離婚を強制的に進めようとすれば時間がかかり弁護士をつけるならばお金もかかることを伝えると妻は一度考えるといいました。きっと両親と相談する為だと思いました。数日して妻から話合いに応じると連絡があり仙台家庭問題相談センターに予約するように伝えました。妻も最初のヒアリングは電話で行い次は両者同席の面談相談だったため仙台市まで行きました。
先生とは初めてお会いするので多少緊張していましたが笑顔で迎えて頂きゆっくり話を聞いてくれたので落ち着いて意見を言えました。調停ではどうして妻が子供を連れて家を出たのかはっきりと分かりませんでしたが先生が詳しく聞いてくれたのでよく理解できました。原因は私がいつも携帯をいじっていたり子供の世話を妻に任せっきりだったり家の手伝いをあまりしなかったからだそうです。先生からは夫婦は互いが助け合い自分が苦労した分、相手が楽になる。支えるという事は相手を助けることと言われました。それと私が不満に思っていた妻の荒らしい態度(扉を強く閉めたり、素っ気無い態度)には不満は内に秘め相手を気持ちよく率先させる余裕が必要だよと言われました。確かにあれをやれこれをやれと言われるよりもお願いされたり一緒にやればこちらも嫌な気にはなりません。振り返るとお互いが自己中心的な考えになっていたのだと思います。他にも夫婦に必要なことや50代、60代になって迎える苦労についても教えて頂きました。
先生が妻に離婚したいですかと聞くと妻は先生の話を聞いて冷静になったようで離婚しないといいました。来週には家に帰ってくるという約束をして今後はお互いが協力していこうとなりました。あの時、調停で弁護士をつけて回答書を作っていたらきっと妻も弁護士をつけていただろうし争いになって離婚していたかもしれないと思います。冷静に判断することができたのも的確なアドバイスがあったからだと思います。先生方には本当に感謝しております。有難うございました。
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